枕を選ぶときは、高さだけでなく、「頭をのせたときの感触」も大切です。
同じ高さの枕でも、素材によって、ふんわり沈み込むもの、しっかり支えるもの、熱がこもりにくいもの、寝返りに合わせて形が変わるものがあります。
この記事では、枕の硬さ・やわらかさ・感触の好みに合わせた選び方をお伝えします。毎晩の休息時間を、少しでも心地よくするために、お役立てくださいませ。
目次
- 枕は「高さ」と「感触」で選ぶ
- やわらかい枕が好きな方におすすめの素材
- しっかり支える枕が好きな方におすすめの素材
- 硬めで沈み込みにくい枕が好きな方におすすめの素材
- 熱がこもりにくい枕を選びたい方
- 枕選びで迷ったときの考え方
- 枕の選び方に関するよくある質問(FAQ)
1.枕は「高さ」と「感触」で選ぶ
枕選びでよく話題にされるのは「高さ」です。
もちろん、高さはとても大切です。高すぎる枕は首に負担がかかりやすく、低すぎる枕は頭や首が安定しにくいことがあります。
ただ、実際の寝心地は、高さだけでは決まりません。
もうひとつ、大切なのが、頭をのせたときの、感触の好みです。具体的には、下記のような点です。
- ふんわり沈み込むのが好き
- しっかり支えられるのが好き
- 硬めで安定する感触が好き
- 熱がこもらないことを重視する
などです。
枕は、素材によって寝心地が大きく変わります。ご自身が「気持ちよい」と感じる感触を基準に選ぶことで、毎晩の休息がより心地よい時間になります。
2.やわらかい枕が好きな方におすすめの素材
やわらかい枕が好きな方には、頭をのせたときに、ふんわり包み込まれるような素材がおすすめです。
代表的な素材は、次の通りです。
- 羽毛、ダウン
- 高機能合繊わた、粒わた
- シルク混わた
- マイクロビーズ
羽毛やダウンの枕は、見た目にボリュームがあっても、頭をのせるとふんわり沈み込むのが特徴です。やわらかく、包まれるような寝心地を好む方に向いています。
高機能合繊わたや粒わたの枕は、ほどよいやわらかさがあり、清潔に使いやすいタイプが多いのが特徴です。洗える枕を選びたい方にも向いています。
マイクロビーズの枕は、頭や首の動きに合わせて形が変わりやすく、やわらかめの感触を好む方に使いやすい素材です。
やわらかい枕を選ぶ場合は、沈み込みすぎないかも確認しましょう。やわらかくても、首元が支えられることが大切です。
3.しっかり支える枕が好きな方におすすめの素材
やわらかすぎる枕が苦手な方、首や頭を安定させたい方には、ほどよく支える素材がおすすめです。
代表的な素材は、次の通りです。
- 低反発ウレタン
- 高機能ウレタンフォーム
- 高反発ファイバー
- ソフトパイプ
低反発ウレタンの枕は、頭や首の形に合わせて沈み込み、フィットしやすいのが特徴です。首のカーブに沿いやすく、包まれながら支えられる感触があります。
高機能ウレタンフォームの枕は、一定の形状で首や頭を支えるタイプが多く、安定感を求める方に向いています。
高反発ファイバーの枕は、沈み込みが少なく、反発力があります。寝返りがしやすく、通気性を重視する方にも使いやすい素材です。
ソフトパイプの枕は、ほどよい硬さと通気性があり、中材の量を調整できるタイプもあります。高さを自分で調整したい方にも向いています。
4.硬めで沈み込みにくい枕が好きな方におすすめの素材
頭が沈み込む感触が苦手な方には、硬めで安定感のある素材がおすすめです。
代表的な素材は、次の通りです。
- ソフトパイプ
- そばがら
- ひのきチップ
- 石枕
ソフトパイプは、硬さと通気性のバランスがよい素材です。頭をのせたときに、しっかりした感触があります。
そばがらは、昔から使われている枕素材で、熱がこもりにくく、ほどよい硬さがあります。自然素材の感触を好む方に向いています。
ひのきチップは、硬めの感触と、ひのきの香りを楽しめる素材です。香りによるくつろぎ感を大切にしたい方にも選ばれます。
硬めの枕は、安定感がある一方で、首や後頭部に当たりが強く感じられる場合があります。硬さだけでなく、首に合う高さかどうかも確認しましょう。
5.熱がこもりにくい枕を選びたい方
寝ている間に、頭や首まわりが暑く感じやすい方は、通気性のよい素材を選ぶと快適です。
熱がこもりにくい素材としては、次のようなものがあります。
- 高反発ファイバー
- ソフトパイプ
- そばがら
- ひのきチップ
高反発ファイバーやソフトパイプは、素材の間に空気が通りやすく、湿気や熱がこもりにくいのが特徴です。
そばがらやひのきチップも、昔から日本の気候に合う素材として使われてきました。蒸れ感が苦手な方、夏場に枕の暑さが気になる方に向いています。
一方、低反発ウレタンのように頭に密着しやすい素材は、人によっては熱がこもると感じる場合があります。暑がりの方は、通気性を確認して選ぶと安心です。
6.枕選びで迷ったときの考え方
枕選びで迷ったときは、次の順番で考えると選びやすくなります。
1.まず、今の枕の不満点をあげます。
- 高く感じる
- 低く感じる
- 硬く感じる
- やわらかすぎる
- 首が支えられない
- 頭が熱くなる
- 寝返りがしにくい
などです。感じ方を大切に振り返ってみます。
2.次に、その不満が、「高さ」の問題なのか、「素材の感触」の問題なのかを分けて考えます。
たとえば、ふんわりした枕が好きでも、高すぎると首に負担を感じることがあります。その場合は、やわらかい素材の中から、低めタイプを選ぶのがおすすめです。
また、首の高さに合わせて、低いタイプの、高反発枕を選んで場合、硬すぎて、首にあたる感触が好みでなく、寝心地があわないことがあります。その場合は、好みに合った、やわらかタイプの、低めの枕を選ぶとよいでしょう。
3.最終的に、好みの枕の素材で、高さの合う枕を選びます。
枕選びは、あなたに合った感触の、あなたに合った高さの両方が大切です。
好みの枕の素材の選び方は、このブログで解説している通りです。好きな感触から、枕の素材を選んでみましょう。
「枕」という言葉は、日本の古い言葉や文化の中で、 「次へ進むための導入」や、「始まりを整えるもの」 などの意味として、豊かに使われてきました。
眠る前に頭をあずける枕もまた、一日の終わりから休息へ向かうための、静かな始まりなのかもしれません。
頭をのせた瞬間、「これが気持ちいい」と感じられることも、枕選びの大切な基準です。 ご自身が自然に力を抜ける感触を大切に。 毎晩の休息時間が、 少しでも満足のいく時間になるように、お選びください。
7.枕の選び方に関するよくある質問
Q:やわらかい枕が好きな人には、どんな素材がおすすめですか?
A:羽毛、ダウン、高機能合繊わた、シルク混わた、マイクロビーズなどがおすすめです。ふんわり沈み込む感触や、頭を包み込むようなやわらかさを好む方に向いています。
Q:硬めの枕が好きな人には、どんな素材がおすすめですか?
A:ソフトパイプ、そばがら、ひのきチップなどがおすすめです。沈み込みが少なく、しっかりした感触を好む方に向いています。
Q:低い枕が好きな場合は、どの素材を選べばよいですか?
A:やわらかめの低い枕が好きな方には、羽毛、ダウン、高機能合繊わた、マイクロビーズなどの低めタイプがおすすめです。しっかり支える低い枕が好きな方は、高機能ウレタンフォームやソフトパイプの低めタイプも選択肢になります。
Q:暑がりの人に向いている枕素材はありますか?
A:高反発ファイバー、ソフトパイプ、そばがら、ひのきチップなど、通気性のよい素材がおすすめです。頭や首まわりに熱がこもりにくく、蒸れ感が気になる方に向いています。
Q:枕は硬い方がよいですか?やわらかい方がよいですか?
A:一概に、硬い方がよい、やわらかい方がよい、とはいえません。大切なのは、首や頭が無理なく支えられ、ご自身が心地よいと感じることです。硬さ・やわらかさの好みと、高さの合いやすさをあわせて選ぶことをおすすめします。